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2024.03.22

AMA夢草日記『たんぽぽ』No.03

プロフィール

AMA夢草

AMA夢草日記『たんぽぽ』No.03

桜もつつじも咲きほころんでいた春の終わり、快晴、山裾の自然公園に散歩。午前11時頃、木々の間から風が吹き抜ける。

メタ杉の大木がある野原には一面に雑草、芝やクローバー、小さい白、青、の花が咲いている。

15センチからから20センチも真っすぐ伸びた茎に黄色い花は、たんぽぽの花。50センチ間隔で雑草をかき分け咲いている。まさに春の演出である。

今まで見たことのない群生の光景。グリーンのじゅうたんに黄金の宝石がちりばめている。その見たことのない自然の姿に息をのんだ。

何か幸せな気持であった。

30年前、現役で楽しく、厳しい競争に明けくれていた時代にみた山田洋二監の映画「黄色いハンカチ」を思い出した。明るい黄色のハンカチが印象に残っていた。

家の整理と業務上の手続きで10日間ぐらい忙しくしていたら突然、携帯電話が鳴った。神奈川の伊豆で漢方薬作りをしている昔の友人からである。福岡での用事が早く終わり、明日の午後、オレに会いに来るとの事。

山裾の田んぼには、洒落た喫茶もレストランもない、山裾の野原に案内して缶ビールでもと決めた。メタ杉の大木がある野原である。

予定どおり友人は来た。5年ぶり。楽しかった時代に戻り、野原で30年前の話に花を咲かせた。17時の便で帰宅。野原に案内しても何も言えなかった。あのグリーンのジュウタンにあった黄金の宝石は消えていたのだ。

次の日、同じ時間に野原に。2~3のたんぽぽがあった、真っすぐ空に向かう姿ではない、綿毛も横になっている。雑草をよく見ると草むらの中に地べたに張り付いているたんぽぽの葉が枯れたようにしぼんでいる。

たんぽぽは日本中自生している、都会の空き地や街路地木の周り、歩道の緑石の隙間。花言葉「幸」「真心」太陽に明るい、草の花、春の花。雑草のように強い。

子供から大人まで人気なのは「ひまわり、チューリップ、桜、菊」。帰り、歩道の端にたんぽぽがあった。

田の雑草とりの農家方に、声を掛けた。「こんにちは大変ですね?」

「今は、月に2度ぐらい草を狩る。根性が悪い草もあるバイ」

「根性の悪い雑草はドゲン草ね?」

「名前はわからん」

「すんません忙しいのに。たんぽぽがこの辺に数多く見るバッテン、あぜ道にも多いとですか?」

「ああかわいいバッテン根が深いので手がかかる。スカンバイ」

 

その日から、我庭(路地)の2株のたんぽぽを観察することにした。体系は直径20から30センチの葉が70枚ぐらい、大小バラバラである。地面に沿って横に伸びている。大きな葉で24センチ幅13センチ。葉の側面のするどい針がある。株の真ん中から白い管が真っすぐ伸びる。葉も枝もない。

朝5時。たんぽぼはいきいきとしていた。

6時、茎の先端につぼみが頭をもたげ始めた。茎がすぐ、つぼみが少し開いたように見える

9時、つぼみが太陽に向かって開いた。

12時頃 太陽が照り、温度26度前後。

13時頃 たんぽぽの花が少し小さくなった。しぼんだ。強い風に吹かれ茎も敏感、完全に横になった。温度は30度を過ぎた。葉も枯れたようにしぼみ始めている。

14時に、枯れたように、小さくなった。5分の1ぐらい、縮小である。周りの雑草は変化がない。

夕方、太陽が沈んだ頃、たんぽぽは元気になった。くきと花も横になっていたが立ち上がり始めている。

次の日、朝6時ごろから茎は真っすぐに、つぼみが開き始めている。たんぽぽの花の寿命は2~3日、花から綿毛になるのは5日から7日。たんぽぽの葉はしぼんでも枯れない。天気が良くなると花は開き、太陽が弱くなると閉じる。「AMA夢」はこのたんぽぽの動向に驚いたのです。たんぽぽの側で「お前たちは演技派の女優か」と声をかけた。返事はなかったが、夕闇の山風がたんぽぽを揺らした。

しかし自分勝手にグリーンのじゅうたんに黄金の宝石で、友人を喜ばせたい。これが甘えと我ママの世代に育った習慣かもしれない。

70年代、現役時代。

平和で右肩上がりの経済の力を背景に競争世界を生きぬいた先輩、同世代「戦争を知らない世代」、なんでもできるの「うのぼれ」で、やって来たが、今は明日が読めない時代になった。

でも、今の社会に驚くことはないだろう。このたんぽぽのシタタカナ戦略があれば、もっと明るい社会への知恵が生まれたかもしれないと思う。自分の思い込を反省。

たんぽぽを調べてみた。植物図鑑「山と渓谷社」「野の咲く花」とインターネットなど。花言葉=「愛」「真心」「愛の神託」そして「離別」「別れ」もある、これは綿毛が飛んで消えるからだと言う。又、英語ではダンデイライオン、葉のギザギザが鋭いライオンの牙に、似ているから。ここまでは大抵の人は知っている。図鑑には多年草、菊課「4、5、6月がシーズン」どんな環境にも適用、世界に200種、日本には20種、たんぽぽは薬液から茎をのばし茎は分岐しない、花を一個つける。その中で日本原種は4種類、他は西洋たんぽぽとの事、西洋たんぽぽは受粉しなくても「単為生殖」、日本たんぽぽは蜂の媒介が必要」。

素人の「AMA 夢草」によれば、今住んでいる土地には日本の原種「関西たんぽぽ」である。

ここで植物学者、牧野富太郎について紹介します。「たんぽぽ戦争」という言葉は業界で当たり前なのだそう。これは100年前、牧野先生が西洋たんぽぽを札幌で見つけたとき、将来、日本のたんぽぽはすべ西洋たんぽぽになるであろう。と予測したと言う「侵略される」。たんぽぽの生命力には驚く。寿命は15年。根は横に伸び、深さは5mになる。コンクリートの道の端でも芽を出す。根が1センチあれば再生する、踏まれても、つぶされても、1週間は生きているらしい。地上の変化に関係なく、混沌とした自然。灼熱、豪雨、台風、水害にも迷わない。他のゴールでなく自分のゴールを目指している。

人間なら、優しい可憐なイメージでなく、鋭い探求感と「したたかな」戦略を持って、やがて自分の花を咲かす人間だろう。

漢方薬を育てている友人から、連絡あり、こないだはありがとう。野原での再会、小粋でいいね!「野生の花を見せたかったことわかっていた」うれしいよ。元気で又

 

漢方薬を育てているなら「たんぽぽ」の花はそれほどめずらしくないね、ビニールハウス畑でいろんな植物を栽培しているのだから、西洋たんぽぽの事もしっているよね。?

 

 

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